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第2部 - 第4章審美歯科中編


くれなゐ塾「第1部 第4章」の内容です。長いイントロが続いたことになります。ようやく、ここから本論がスタート致します。その出発点に相当する審美歯科も、メタオクルージョンの一部としての咬合論と歯周組織の観察、修復材料以外にも、審美の感性などの、深彫りを加えていきたいと思います。



Biologic Width は合計 3mm. の平均値とされるが、そのルールは唇側の中央部だけに適用される。健全な乳頭頂は 2mm. のサルカス、単なる上皮性の付着は 2mm. 結合組織性の付着は唇側と同じ 1mm. である。2mm. のサルカスの扱いがミソとなる。




しかし、この乳頭頂の 2mm. のサルカスは、スキャロップのあり方によって容易に変化する。左図は、歯肉縁のスキャロップが 5mm. の図であるが、それは支持歯槽骨が健全であることが前提条件で、右図の骨縁の変化に大きく影響される。




右図の左のように、骨縁が正常であれば、歯肉縁のスキャロップは高低差が 5mm. の美しいカーヴを保てるが、右のように骨縁の高低差が減少すると、乳頭頂は退縮し、その高低差も減少する。同時に、歯間空隙は大きく見えるようになってしまう。



第4章 審美歯科の目次と、キーワード
 
・審美と、咬合
・Facial Harmony
・Dentogingival Complex
・Gingival Tissue Height
・Gingival Embrasure
・Papillae Height
・Height of Osseous Crest
・Restorative Margin
・歯肉圧排の分類
・GPG
・ 乳頭頂から、コンタクト
・Metal Free
・All Ceramic Restoration
・PFM. Press. Milling
・CAD/CAM への移行
・美の概念

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