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第1部 - 第3章イントロその3前編


くれなゐ塾「第3章 イントロ その3」の内容です。審美歯科への導入、という項目からスタートしますが、旧来の充填から始まり、いくつかの長期観察を提示致します。少しずつ、臨床例が登場してきます。症例は、項目によっては、何回か、違った場面で再登場致します。



一般医学も、歯科医学も、純粋科学から出発したが、システムや社会との間に、温度差が生じ、体制科学の規範に屈服した。役に立つ、ことが第一義とされるが、時代に媚びた足場は崩れやすい。理念と独立性が、医学の立場を守るのだろう。




本来なら、開閉口運動のとき、基準点の回転要素と、移動要素は同時に始まり、同時に終わって欲しい。しかし、閉口の終盤にも回転要素が残る症例に多く遭遇する。咬合高径の低下が疑われるが、外観の観察や、触診では判断できないだろう。




Karl Popper が、科学の持つべき3つの原則を挙げている。科学の世界では、後続する研究によって、新しい発見と、論理的な検証が必ず登場するが、自らの古い概念を、節度をもって修正する、という ” 反証可能性 “ が、特に重要である。


第3章 イントロ その3の目次と、キーワード
 
・審美歯科への導入
・診断への入口
・充填 ( AF と CR )
・Laminate Veneer
・Ceramic Crown
・Technical Parameter
・長期の観察
・鑞着の是非
・診断計画の順序立て
・意図的挺出
・戦略と戦術
・データとは何か
・Problem List
・生命とは何か
・生体とインプラント
・Peri-Implantitis

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