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第1部 - 第3章イントロその3後編
くれなゐ塾「第3章 イントロ その3」の内容です。審美歯科への導入、という項目からスタートしますが、旧来の充填から始まり、いくつかの長期観察を提示致します。少しずつ、臨床例が登場してきます。症例は、項目によっては、何回か、違った場面で再登場致します。
異種タンパクに頼る場面が増えた現在、生命とは何か、という問いかけを忘れてはならない。便利というだけで、理念の欠けた臨床は、いつか破綻する。これは、生体にモノを置いてくる修復、接着、インプラント、咬合でも同じ局面に必ず遭遇する。
酸化チタンの表面に、何物をも介在せず、骨細胞が乗ってくるという現象は判ってきたが、破骨細胞と骨芽細胞のせめぎ合いの中で、インプラントの表面形状と性状だけが重要なのではなく、骨の内面で起きる現象が少しずつ解明されようとしている。
アミノ酸が脱水縮合して、タンパク質ができあがることを頼みにして、生体の仕組みは作られる。しかし、結合と分解は、表裏一体であり、歯骨細胞が、骨細胞を目覚めさせることで、骨の内面の科学は進行する。チカラの与える要素を忘れてもいけない。
第3章 イントロ その3の目次と、キーワード
・審美歯科への導入
・診断への入口
・充填 ( AF と CR )
・Laminate Veneer
・Ceramic Crown
・Technical Parameter
・長期の観察
・鑞着の是非
・診断計画の順序立て
・意図的挺出
・戦略と戦術
・データとは何か
・Problem List
・生命とは何か
・生体とインプラント
・Peri-Implantitis