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自然科学も、社会科学も、黎明期には、善か悪か、白か黒か、により分類することで出発した。当時は二元論の方が簡単であった。咬合も、CR か非 CR
かで分類する方が、ナソロジーのコンセプト拡大に有利だったが、今もそれが残像として残っている。
これらの筋肉は静的な要素として、顎位を維持するが、1mm. 単位で決定するのではない。関節は単独で動くわけではない。靭帯の規制を受けながら、他の機能との関係性の中で、正常な咬合と、干渉による崖の間を浮遊しているのだろう。
本当の革新と呼ばれるほど、咬合の概念や、仕組みを根底から変えたのはインプラントである。CAD/CAM は大きな因子だが、基本的な考え方は、先人達が完成させていた。しかし、両者が組み合ったとき、臨床の形式は極端に変わっていくだろう。